キックボクシング岡山ジム主催興行

岡山ジムが主催するキックボクシング興行シリーズの公式ブログです。最新情報を発信させていただきます。

2021年1月17日、コンベックス岡山にて開催いたしました「Japan Kickboxing Innovation 認定 第7回岡山ジム主催興行」は、皆様のお陰をもちまして無事終了することができました。誠にありがとうございました! 次回興行は、現在未定となっておりますが、確定次第、お知らせいたします。今後とも岡山ジム主催興行をよろしくお願いいたします!

イベント名:JAPAN KICKBOXING INNOVATION 認定 第7回岡山ジム主催興行
会場:コンベックス岡山・大展示場(岡山市北区大内田675番地)
日時:2021年1月17日(日)

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イベント名:JAPAN KICKBOXING INNOVATION 認定 第6回岡山ジム主催興行
会場:岡山市総合文化体育館メインアリーナ(岡山県岡山市南区浦安南町493-2)
日時:2019年11月17日(日)

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イベント名:Japan Kickboxing Innovation 認定 第5回岡山ジム主催興行
会場:岡山武道館(岡山県岡山市北区いずみ町8-27/http://okayamabudokan.jp/)
日時:2018年12月16日(日)

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イベント名:Japan Kickboxing Innovation 認定 第4回岡山ジム主催興行

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イベント名:Japan Kickboxing Innovation 認定 第3回岡山ジム主催興行
会場:倉敷山陽ハイツ体育館(岡山県倉敷市有城1265/http://www.sanyo-heights.jp)
イベント名:Japan Kickboxing Innovation 認定 第2回岡山ジム主催興行
会場:倉敷山陽ハイツ体育館

本日、1月17日、コンベックス岡山にて開催いたしました「JAPAN KICKBOXING INNOVATION 認定 第7回岡山ジム主催興行」の公式試合結果速報を送らせていただきます。

イベント名:JAPAN KICKBOXING INNOVATION 認定 第7回岡山ジム主催興行
主催:岡山ジム
会場:コンベックス岡山・大展示場(岡山市北区大内田675番地)
日時:2021年1月17日(日)
認定:JAPAN KICKBOXING INNOVATION(http://kick-innovation.com
後援:岡山市

※試合のテキストをクリックでレポート記事にジャンプ!


◎……KOまたはTKO勝ち
○……判定勝ち
×……負け
△……引き分け

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第10試合 セントラルグループ presents 岡山ZAIMAX MUAYTHAI 55kg賞金トーナメント 決勝戦 3分3回戦(延長1ラウンド)
○ 加藤 有吾 (カトウ・ユウゴ/RIKIX/WMC日本スーパーバンタム級王者/54.6kg)
× 壱・センチャイジム(イッセイ・センチャイジム/センチャイムエタイジム/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/元ルンピニースタジアムジャパン認定バンタム級王者/54.85kg)
判定3-0(30-24、30-24、30-25) ※1R、壱ダウン×2、3R、壱ダウン×1 ※加藤が「岡山ZAIMAX MUAYTHAI 55kg賞金トーナメント」優勝

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第9試合 有限会社トータルプランニングルミナス presents INNOVATIONバンタム級(53.52kg)王座決定戦 3分5回戦 (延長1R)
× 白幡 裕星(シラハタ・ユウセイ/橋本道場/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/INNOVATIONスーパーバンタム級4位、MuaythaiOpenスーパーフライ級王者/53.3kg)
○ 平松 侑(ヒラマツ・ユウ/岡山ジム/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/INNOVATIONフライ級8位/53.25kg)
判定1-2(48-49、49-48、47-48) ※平松をINNOVATIONバンタム級王者に認定

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第8試合 幸輝興業株式会社 presents INNOVATIONスーパーウェルター級(69.85kg)王座認定試合 3分5回戦(延長1R) 
◎ 吉田 英司(ヨシダ・エイジ/クロスポイント吉祥寺/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/INNOVATIONスーパーウェルター級2位、REBELS-REDスーパーウェルター級王者/69.65kg)
× 喜多村 誠(キタムラ・マコト/ホライズン・キックボクシングジム/元日本ミドル級王者69.4kg)
TKO 5ラウンド 2分22秒 ※スリーノックダウン ※吉田をINNOVATIONスーパーウェルター級王者に認定


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第7試合 株式会社ミズケイ presents 54kg契約 3分3回戦
◎ HIROYUKI(ヒロユキ/RIKIX/元日本バンタム級王者/53.85kg)
× MASAKING(マサキング/岡山ジム/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/INNOVATIONスーパーバンタム級8位/53.8kg)
TKO 2ラウンド 1分1秒 ※3R、MASAKINGダウン後、タオル投入あり ※1R、MASAKINGダウン×1

第6試合 株式会社ミズケイ presents ライト級(61.23kg) 3分3回戦
○ 紀州のマルちゃん(キシュウノマルチャン/武勇会/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/INNOVATIONライト級5位/61.0kg)
× 翔貴(ショウキ/岡山ジム/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/INNOVATIONライト級8位/61.15kg)
判定3-0(30-29、30-29、29-28)

第5試合 75kg契約 3分3回戦 肘打ちなし
× RYOTA(リョウタ/一神會館/74.9kg)
◎ 馬木 樹里(ウマキ・ジュリ/岡山ジム/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/74.6kg)
KO 2ラウンド 1分59秒

第4試合 セントラルグループ presents 岡山ZAIMAX MUAYTHAI 55kg賞金トーナメント 準決勝戦(Bブロック) 3分3回戦(延長1ラウンド)
トーナメントBブロック赤コーナー選手
○ 壱・センチャイジム(イッセイ・センチャイジム/センチャイムエタイジム/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/元ルンピニースタジアムジャパン認定バンタム級王者/54.85kg)
× 岩浪 悠弥(イワナミ・ユウヤ/橋本道場/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/INNOVATIONスーパーバンタム級王者、元INNOVATIONフライ級及びバンタム級王者、元WBCムエタイ日本フライ級王者、ルンピニースタジアムジャパン認定バンタム級王者、MuayThaiOpenバンタム級王者/54.8kg)
判定3-0(30-28、30-28、30-28) ※2R、岩浪ダウン×1 ※壱が決勝戦進出

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第3試合 セントラルグループ presents 岡山ZAIMAX MUAYTHAI 55kg賞金トーナメント 準決勝戦(Aブロック) 3分3回戦(延長1ラウンド)
◎ 加藤 有吾 (カトウ・ユウゴ/RIKIX/WMC日本スーパーバンタム級王者/54.6kg)
× 元山 祐希(モトヤマ・ユウキ/武勇会/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/ICO認定インターコンチネンタルフェザー級王者、INNOVATIONスーパーバンタム級3位/54.95kg)
TKO 1ラウンド 2分11秒 ※スリーノックダウン ※加藤が決勝戦進出

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第2試合 53kg契約 2分3回戦 肘打ちなし
△ 黒田 直也(クロダ・ナオヤ/ハーデスワークアウトジム/52.95kg)
△ 平松 弥(ヒラマツ・ワタル/岡山ジム/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/52.55kg)
判定0-1(28-28、27-28、28-28) ※1R、平松ダウン×1

第1試合 INNOVATIONフライ級(50.8kg)新人王トーナメント1回戦 2分3回戦(延長1R) 肘打ちなし
× 琉聖(リュウセイ/井上道場/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/50.1kg)
○ 風太(フウタ/岡山ジム/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/50.15kg)
判定1-1(30-29、28-29、29-29)→延長マスト判定1-2(10-9、9-10、9-10) ※風太が新人王トーナメント2回戦進出

イベント名:JAPAN KICKBOXING INNOVATION 認定 第7回岡山ジム主催興行
会場:コンベックス岡山・大展示場(岡山市北区大内田675番地)
日時:2021年1月17日(日)

第4試合 セントラルグループ presents 岡山ZAIMAX MUAYTHAI 55kg賞金トーナメント 準決勝戦(Bブロック) 3分3回戦(延長1ラウンド)
トーナメントBブロック赤コーナー選手
○ 壱・センチャイジム(イッセイ・センチャイジム/センチャイムエタイジム/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/元ルンピニースタジアムジャパン認定バンタム級王者/54.85kg)
× 岩浪 悠弥(イワナミ・ユウヤ/橋本道場/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/INNOVATIONスーパーバンタム級王者、元INNOVATIONフライ級及びバンタム級王者、元WBCムエタイ日本フライ級王者、ルンピニースタジアムジャパン認定バンタム級王者、MuayThaiOpenバンタム級王者/54.8kg)
判定3-0(30-28、30-28、30-28) ※2R、岩浪ダウン×1 ※壱が決勝戦進出

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純白のガウンを纏い軽くダンスステップを踏みながら華麗な入場の岩浪悠弥は、流石、ダントツの優勝候補、それだけの実績を感じさせるオーラがある。沖縄で空手とボクシングの一流から上京してムエタイに染まった壱(イッセイ)・センチャイジムは、華やかなスタームードを漂わせながら明るくタイ式を貫く。

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1ラウンド、オーソドックス(右構え)の岩浪が右回り、サウスポー(左構え)の壱が左回りに動く定石とは逆の運動に両者の尋常ならぬ技術的なせめぎあいが見え隠れする。長距離砲の壱の左ストレートが強く、体幹の定まった岩浪の多彩な攻撃にブレはなく、1年前の前回(2019年12月1日)は岩浪1RKO勝利で終わったリマッチとして両者に差は感じられない高度な試合運び。

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2ラウンド、よりパワフルに積極的前進の壱は、左ミドルキックや左ハイキックを強振。直撃はしなくとも野性的な攻勢はなかなかのもの。それを左フックなどでボディーコントロールする岩浪のテクニックも流石だが、壱の強い気魄が印象的。そんな攻防の中、ラスト10秒ほどで壱の高速ワンツー、左ストレートが顎を捉え岩浪ダウン。深刻なダメージは見られず岩浪に狼狽はないが、ワンデイトーナメントだけに5回戦ではなく3回戦であるこの試合で2ポイントロストは痛恨。会心のダウンを奪取しながらも壱は冷静に舌なめずりでゴング。

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3ラウンド、倒さなくてはならない岩浪は手数を倍増。そんな焦りをついてまたも壱のワンツーが直撃し岩浪の顎が跳ね上がる。それほど首相撲に固執しない両者だが、体格差で有利に運ぶのは壱。そんな壱は、ここで初めて右回りしだし、これはポイントアウト狙いでもあったか。自然と攻める岩浪、いなす壱の構図となる。そんな中で光るのは、壱が前進を止めず気魄で岩浪を呑みにかかっているところ。互角の攻防のうちにゴング。

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判定は明白でジャッジ三者とも30-28。これが5回戦であれば勝負はここからとも思えるが、それは事前に決まって了承していたこと。相当の悔恨や忸怩たる想いはあろうが、岩浪はマナー良くサラリと挨拶をかわしてリングを去った。

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壱のテクニック、パワー、勢いは相当のもので気力も充実。何より圧倒的なスターの素養がキラキラと輝いており、強敵とフルラウンド闘いそれなりのダメージも疲労もあろうが、初戦を秒殺KOで圧倒した加藤有吾との決勝戦にハンディを残した気もしない見事な勝利だった。

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この興行の全試合結果は、コチラをご参照ください。

イベント名:JAPAN KICKBOXING INNOVATION 認定 第7回岡山ジム主催興行
会場:コンベックス岡山・大展示場(岡山市北区大内田675番地)
日時:2021年1月17日(日)

第3試合 セントラルグループ presents 岡山ZAIMAX MUAYTHAI 55kg賞金トーナメント 準決勝戦(Aブロック) 3分3回戦(延長1ラウンド)
◎ 加藤 有吾(カトウ・ユウゴ/RIKIX/WMC日本スーパーバンタム級王者/54.6kg)
× 元山 祐希(モトヤマ・ユウキ/武勇会/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/ICO認定インターコンチネンタルフェザー級王者、INNOVATIONスーパーバンタム級3位/54.95kg)
TKO 1ラウンド 2分11秒 ※スリーノックダウン ※加藤が決勝戦進出

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このトーナメント参加者の中では、実績で他の3名に劣る元山祐希だが、2階級も上のスーパーフェザー級でタイトルマッチ経験があるなど体格の優位があり、今回初となる55kg契約でのコンディショニング次第では、圧倒的なタフネスとパワーが発揮されるのではと警戒されもしている。計量時の肌艶も良く、落ち着いた面持ちで入場してくる様子に静かな闘志も秘めている雰囲気があり、心身の充実を感じさせた。

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加藤は、この数戦で戦慄的な一発強打を披露して連勝中の21歳。伝説のラジャダムナン王者、石井宏樹の愛弟子で、キックボクシング界のキーマンでもある史上最高レベルの名王者、小野寺力の秘蔵っ子。彼らが生まれ育った目黒ジムは、キック創世の地。ボクシングの名門、野口ジムから派生しただけに流麗なボクシングと“キックの鬼”沢村忠の美しい軌道を描く蹴りの絶妙なバランスで成り立つ“目黒スタイル”を小野寺らが受け継ぎ、言わば三代目として継承しているのが加藤となる。入場は、派手な演出に脇目も振らず試合のみに極端に集中する職人スタイル。

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ゴング。コーナーを叩いて飛び出す元山。冷酷なマシーンのようにステップを刻み前に出る加藤。ファーストコンタクトで激しく打ち合い、元山がサークリングでこれをいなすかのように思われた刹那、左フックがテンプルにクリーンヒット。破壊的な一撃といったインパクトもなく実に自然に繰り出されたパンチで呆気なく倒れた元山本人が一番信じられないといった驚きを見開いた眼で表している。この鉄球が掠ったような一発で事実上試合終了ほどのダメージを負った元山は、ダメージ回復を狙う為の逃げ脚が死んでいると見るや逆転に賭けて打ち合いに出るが瞬く間に左右の連打で腰砕けになりダウン。続いて即座にワンツーの右ストレートでスリーノックダウンのTKO。

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ワンデイトーナメントにおいてこれ以上ない完璧な勝利を収めて決勝戦進出を決めた加藤に笑顔はなく、次の試合に早くも備えている印象。結果的に何もできなかった元山の無念さの方が色濃く残る131秒だった。

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この興行の全試合結果は、コチラをご参照ください。

イベント名:JAPAN KICKBOXING INNOVATION 認定 第7回岡山ジム主催興行
会場:コンベックス岡山・大展示場(岡山市北区大内田675番地)
日時:2021年1月17日(日)

第8試合 幸輝興業株式会社 presents INNOVATIONスーパーウェルター級(69.85kg)王座認定試合 3分5回戦(延長1R) 
◎ 吉田 英司(ヨシダ・エイジ/クロスポイント吉祥寺/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/INNOVATIONスーパーウェルター級2位、REBELS-REDスーパーウェルター級王者/69.65kg)
× 喜多村 誠(キタムラ・マコト/ホライズン・キックボクシングジム/元日本ミドル級王者69.4kg)
TKO 5ラウンド 2分22秒 ※スリーノックダウン ※吉田をINNOVATIONスーパーウェルター級王者に認定

140575171_1605760689609650_3802511253831743549_o元来、地元・岡山ジムの俊英、高木覚清が吉田英司と当王座決定戦を争う予定で、そのカードこそが最初に発表されたメインイベントのタイトルマッチだったわけだが、高木が無念の負傷により欠場となり試合消滅危機だったところ、歴戦の勇士、喜多村誠が試合まで約2週間前という直前オファーを元旦に了承して認定試合(吉田勝利の場合のみ王座認定)としてリセットされたこの一戦は、そんな喜多村の奮闘により熱い内容となった。

139995467_1605760079609711_7660994380302815142_o身長188cmの吉田は、スーパーウェルター級(69.85kg)において破格の高身長。元ミドル級(72.57kg)、176cmの喜多村の肉体は、直前オファーを感じさせない見事な仕上がりで階級的にも平均的なリーチだが、並び立つとあまりの差、呆気にとられる。

1ラウンド、吉田はロングリーチに遠心力を乗せたフックやアッパーを左右連打で振り回す。あさま山荘事件に登場した鉄球をぶつけるクレーンのようなそれは、破壊力抜群でガード越しに喰らっても体幹がずれるほど。吉田は、これに右ローキックなどで脚も振り子に加えてくるだけに怪物的な強さを発揮している印象。その圧により手数は少ないものの、サークリングを駆使し内股へのローキック(インロー)を返す喜多村が早々のKOを回避できたことに対し逆に技術力を感じるほど。

140059421_1605760809609638_2532616024312209055_o2ラウンド、このままでは劣勢でしかない喜多村は、ここでギアを上げてきた。ブレなく高速で放たれる左右のローキックは、バリエーション豊かで、吉田の前進を妨げ、手数も格段に増加している。しかし、距離が開き吉田のワンツー、右ストレートの大砲がガード越しとて炸裂すると喜多村は数メートルも吹っ飛ばされる印象。それにしても喜多村は粘り強く前進と下段蹴りを欠かさない。

3ラウンド、喜多村はあらゆるローキックの中に流行りのカーフキックも織り交ぜている模様。吉田の一発も右アッパーや左右ボディーフックなど必倒の威力があるが、そのすべてに喜多村はローキックを合わせにいっているかのような勇気ある戦術を選択し続ける。このラウンド終了時に発表された採点中間発表では、29-29が2名、30-29で吉田の1-0でほぼ互角。

140070343_1605760179609701_6928257293605822371_o4ラウンド、ここで吉田が明確なポイントを獲りにか、手数を増して左ヒザのテンカオや大きな弧を描く右ヒジ打ちなど持てる力を全開に開放していくかのよう。だが、それは“打たれる”リスクも増すわけで、そこに喜多村のローキックが入れ食いとなる。これまでも表に見えない程度は効いていたのかもしれないが、吉田が大きくステップアップする時に上半身と下半身の噛み合わせ悪い様子が露骨になり、コツコツ打ち込んだダメージがかなりものであることが顕在化する。更には、首相撲に技量差を見せつけ、喜多村が巨大なる吉田を投げ飛ばし、体制を崩したところに飛び上がり振り下ろし右ヒジ打ちまで披露した。吉田の一撃の恐さは在り続けながら喜多村ペース。

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最終回、5ラウンド、吉田はブンブン丸と化して全力で倒しに行く。フックとアッパーの軌道は回転ノコギリの様で恐怖。それを頬に掠らせながら勇敢にローキックを叩き込む喜多村の勇猛には感心するほかない。しかし、勝負は残酷にドラマティックに衝撃的にいきなり終焉する。吉田の渾身の左フックが喜多村の側頭部を直撃すると、ハンマーを水平に振り切ってマネキンを破壊したかのように脆く身体ごとぶっ飛んだ。どう見てもそこで試合終了の衝撃だったが、驚くべきことに瞬時に意識を失っていたであろう喜多村は、身体を震わせてフラつきながら立ち上がる。あまりに危険な状態でレフェリーは試合を続行し、そのまま突き飛ばされてもダウンする状況で立て続けにスリーノックダウンのKO敗。吉田の決定打は衝撃的だったが、それ以上に喜多村のド根性に多くの拍手が送られた構図となった。この勝利により、吉田は、同ジムの先輩、T-98(タクヤ)が返上したINNOVATIONスーパーウェルター級王者のベルトを引き継いだ。

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吉田英司のマイク:試合がなくなりそうだった直前に喜多村選手がオファーを受けていただけたのでチャンピオンになることができました。ありがとうごいざいます! 喜多村さん、挨拶させていただいたらメチャクチャ良い人で、またやりたくはないですけど、とにかく感謝です! 多くの人に動いていただいてこうやってベルトが巻けました! 初めての岡山ですが、東京のREBELSで試合をしています。70kgでこれから暴れますので、よろしくお願いいたします!

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この興行の全試合結果は、コチラをご参照ください。

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