キックボクシング岡山ジム主催興行

岡山ジムが主催するキックボクシング興行シリーズの公式ブログです。最新情報を発信させていただきます。

2019年11月

イベント名:JAPAN KICKBOXING INNOVATION 認定 第6回岡山ジム主催興行
主催:岡山ジム
会場:岡山市総合文化体育館メインアリーナ(岡山県岡山市南区浦安南町493-2)
日時:2019年11月17日(日) 12:00開場 12:30開始 20:00終了
認定:JAPAN KICKBOXING INNOVATION(http://kick-innovation.com)
後援:岡山市

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太字の第3、4、5、6、9、10、11、12、13、14、15、17、18試合は、試合情報(例:第9試合~)から見所解説が、試合結果部分(判定3-0~)から写真付き試合レポート、選手名からインタビューのページにジャンプすることができます。

試合写真をクリックで試合記録写真倉庫(公式Facebookページ内)にジャンプすることができます。また、前日計量結果と主要選手コメントはコチラです。


opening

◎……KOまたはTKO勝ち
〇……判定勝ち
×……負け
△……引き分け

第18試合 セントラルグループ presents 岡山ZAIMAX MUAYTHAI 65kg賞金トーナメント 決勝戦 3分3回戦(延長1ラウンド)
○ タップロン・ハーデスワークアウト(タイ/ハーデスワークアウトジム/SB世界スーパーライト級4位、元WMC世界フェザー級王者)
× 小川 翔(OISHI GYM/WBCムエタイ日本ライト級王者、HOOST CUP 日本スーパーライト級王者、蹴拳ムエタイスーパーライト級王者、元REBELS-MUAYTHAIライト級王者、K-1甲子園2012王者)

18

× 森井 洋介(野良犬道場/元KNOCK OUTライト級王者、元全日本スーパーフェザー級王者、元WBCムエタイ日本フェザー級王者、元WPMF日本フェザー級王者、元Bigbangスーパーフェザー級王者)
原口 健飛(FASCINATE FIGHT TEAM/Road to RIZINキックトーナメント優勝、元ACCELフェザー級王者)

17


第16試合 ウェルター級(66.67kg) 3分3回戦 肘打ちなし、首相撲無制限
× イ・ギュドン(韓国/Samsan Gym/韓国ミルメカップ60kg級王者、KBA65kg級王者)
○ 高木 覚清(岡山ジム/JAPAN KICKBOXING INNOVATION)
判定0-3(28-29、29-30、28-30)

16

× タナンチャノック・ゲーオサムリット(王者/タイ/ゲーオサムリットジム/WPMF世界女子フライ級王者、タイ国プロムエタイ協会女子フライ級王者、元WPMF世界女子ライトフライ級王者、ミラクルムエタイ女子ワンデートーナメント2018 優勝)
小林 愛三(挑戦者/NEXTLEVEL渋谷ジム/初代ムエタイオープン女子フライ級王者)

15

× プレム・T.C.ムエタイ(暫定王者/タイ/T.C.ムエタイジム/IPCCインターコンチネンタルスーパーフェザー級王者)
安本 晴翔(挑戦者/橋本道場/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/REBELS-MUAYTHAI フェザー級王者、元INNOVATIONスーパーバンタム級王者)

14

× 番長 兇侍(王者/Hard worker/JAPAN KICKBOXING INNOVATION)
太聖(挑戦者/岡山ジム/JAPAN KICKBOXING INNOVATION)

13

第12試合 セントラルグループ presents 岡山ZAIMAX MUAYTHAI 65kg賞金トーナメント 準決勝戦(Bブロック) 3分3回戦(延長1ラウンド) 
○ 小川 翔(OISHI GYM/WBCムエタイ日本ライト級王者、HOOST CUP 日本スーパーライト級王者、蹴拳ムエタイスーパーライト級王者、元REBELS-MUAYTHAIライト級王者、K-1甲子園2012王者)
× 山口 裕人(山口道場/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/WPMF世界スーパーライト級暫定王者、元WBCムエタイ日本スーパーライト級王者、元INNOVATIONスーパー ライト級王者、元DEEP☆KICK 63kg級&65kg級王者)

12

第11試合 セントラルグループ presents 岡山ZAIMAX MUAYTHAI 65kg賞金トーナメント 準決勝戦(Aブロック) 3分3回戦(延長1ラウンド) 
○ タップロン・ハーデスワークアウト(タイ/ハーデスワークアウトジム/SB世界スーパーライト級4位、元WMC世界フェザー級王者)
× マサ 佐藤(名護ムエタイスクール/英雄伝説64kg級アジア王者、西日本統一ライト級王者、蹴拳ムエタイライト級王者、DBSライト級王者、元RKAライト級王者)

11

緑川 創(目黒藤本ジム/新日本キックボクシング協会/WKBA世界スーパーウェルター王者、元日本ウェルター級王者)
× チューチャイ・ハーデスワークアウトジム(タイ/ハーデスワークアウトジム/S-BATTELミドル級王者、元HOOST CUP 日本ミドル級王者)

10

× 井原 浩之(Studio-K/元MA日本ミドル級王者)
馬木 愛里(岡山ジム/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/MuayThaiOpenウェルター級王者)

9

第8試合 スーパーフライ級(52.16kg) 3分3回戦 肘打ちあり、首相撲無制限
○ ジラキット・ゲーオサムリット(タイ/ゲーオサムリットジム)
× MASAKING(岡山ジム/JAPAN KICKBOXING INNOVATION)
判定2-0(30-30、29-28、29-28)

8

第7試合 スーパーフライ級(52.16kg) 3分3回戦 肘打ちあり、首相撲無制限
× 志門(テツジム滑飛一家/日本キックボクシング連盟)
◎ 平松 侑(岡山ジム/JAPAN KICKBOXING INNOVATION)
TKO 3ラウンド 2分51秒 ※平松の左肘打ちによる出血でドクター検診の結果、レフェリーストップ

7

山口 裕人(山口道場/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/WPMF世界スーパーライト級暫定王者、元WBCムエタイ日本スーパーライト級王者、元INNOVATIONスーパー ライト級王者、元DEEP☆KICK 63kg級&65kg級王者)
× NOBU BRAVELY(BRAVELY GYM/KOSスーパーライト級王者、元WPMF世界スーパーライト級暫定王者、元WPMF日本スーパーライト級王者)

6

小川 翔(OISHI GYM/WBCムエタイ日本ライト級王者、HOOST CUP 日本スーパーライト級王者、蹴拳ムエタイスーパーライト級王者、元REBELS-MUAYTHAIライト級王者、K-1甲子園2012王者)
× ジン・シジュン(韓国/Psycho pitbulls/大韓キックボクシングCKSミドル級王者、ヨンナム地域KBC王者、TAS7チャンピオンシップ優勝)

5

マサ 佐藤(名護ムエタイスクール/英雄伝説64kg級アジア王者、西日本統一ライト級王者、蹴拳ムエタイライト級王者、DBSライト級王者、元RKAライト級王者)
× 翔貴(岡山ジム/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/元ルンピニー日本フェザー級王者)

4

× 水落 洋祐(エイワスポーツジム/元WPMF世界ライト級暫定王者、元REBELS65kg級王者、REBELS-MUAYTHAIスーパーライト級王者、元WPMF日本ライト級王者、元WBCムエタイ日本ライト級王者)
タップロン・ハーデスワークアウト(タイ/ハーデスワークアウトジム/SB世界スーパーライト級4位、元WMC世界フェザー級王者)

3

第2試合 84kg契約 2分3回戦 肘打ちなし、首相撲無制限
× 肉弾子(米子ジム)
○ 馬木 樹里(岡山ジム/JAPAN KICKBOXING INNOVATION)
判定0-3(27-30、28-30、28-30)

2

第1試合 フライ級(50.8kg) 2分3回戦 肘打ちなし、首相撲無制限
○ 琉聖(井上道場/JAPAN KICKBOXING INNOVATION)
× 風太(岡山ジム/JAPAN KICKBOXING INNOVATION)
判定2-0(29-29、30-29、30-29)

1

本年11月17日、岡山市総合文化体育館メインアリーナで開催いたしました「JAPAN KICKBOXING INNOVATION 認定 第6回岡山ジム主催興行」のテレビ放映が決定いたしました。

初回放映日:2019年12月21日(土) 午前7:00より
再放送日:2019年12月21日(土) 午後2:00より、午後9:00より
     2019年12月22日(日) 午前7:00より、午後2:00より、午後9:00より
放送局:倉敷ケーブルテレビ
視聴方法:倉敷ケーブルテレビ加入(倉敷市及び近隣のみ可能)
公式サイト:https://www.kct.co.jp
問い合わせ:0120-021-337(KCT倉敷ケーブルテレビ)

その他、インターネット動画配信などは、現在検討中につき、何か決まり次第、お知らせいたします。

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本年11月17日、岡山市総合文化体育館メインアリーナで開催いたしました「JAPAN KICKBOXING INNOVATION 認定 第6回岡山ジム主催興行」のテレビ放映が決定いたしました。

初回放映日:2019年12月21日(土) 午前7:00より
再放送日:2019年12月21日(土) 午後2:00より、午後9:00より
     2019年12月22日(日) 午前7:00より、午後2:00より、午後9:00より
放送局:倉敷ケーブルテレビ
視聴方法:倉敷ケーブルテレビ加入(倉敷市及び近隣のみ可能)
公式サイト:https://www.kct.co.jp
問い合わせ:0120-021-337(KCT倉敷ケーブルテレビ)

その他、インターネット動画配信などは、現在検討中につき、何か決まり次第、お知らせいたします。

第3試合 セントラルグループ presents 岡山ZAIMAX MUAYTHAI 65kg賞金トーナメント 1回戦(A1ブロック) 3分3回戦(延長1ラウンド) 
× 水落 洋祐(エイワスポーツジム/元WPMF世界ライト級暫定王者、元REBELS65kg級王者、REBELS-MUAYTHAIスーパーライト級王者、元WPMF日本ライト級王者、元WBCムエタイ日本ライト級王者)
タップロン・ハーデスワークアウト(タイ/ハーデスワークアウトジム/SB世界スーパーライト級4位、元WMC世界フェザー級王者)
KO 1ラウンド 2分16秒 ※タップロンが準決勝戦進出

同じトランクスを履いたちびっ子と入場する微笑みのタップロンには百戦錬磨の余裕が漂う。方や大ベテランながら静かに熱い気魄と緊張感で空気をピリピリさせる水落。

3 (1)1ラウンド。右ローキックと右ストレートを強振する水落と同じく右ローとカウンター気味の右ストレートを柔らかくを放つタップロンが好対照。強いプレッシャーをかけて前に出る水落だが、タップロンはこれを受け流し右ストレートや右フックをカウンターでヒットさせる。3 (2)軽く返されたようでいながら眼をシバシバさせる水落。タップロンのパンチが硬いのか、前試合(9月29日)の強烈なKO負けから短期間の試合だけにダメージが抜け切らないのか不安がよぎる。その刹那、水落の出足に合わせた右ストレートでタップロンが見事なダウンを奪う。かなり効いた様子の水落は、身体を揺らせてしまっている。ここで一気呵成に左右の連打を叩き込み左フックで腰を落としながら右ストレートもフォローされた水落が2度目のダウン。カウントを数えるレフェリーは、早めにそれを切り上げ、タップロンが1ラウンドKOの快勝。過酷な肘打ちありのワンデイトーナメント初戦をほぼノーダメージでクリアーし準決勝戦に駒を進めた。

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第4試合 セントラルグループ presents 岡山ZAIMAX MUAYTHAI 65kg賞金トーナメント 1回戦(A2ブロック) 3分3回戦(延長1ラウンド) 
マサ 佐藤(名護ムエタイスクール/英雄伝説64kg級アジア王者、西日本統一ライト級王者、蹴拳ムエタイライト級王者、DBSライト級王者、元RKAライト級王者)
× 翔貴(岡山ジム/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/元ルンピニー日本フェザー級王者)
KO 2ラウンド 1分48秒 ※佐藤が準決勝戦進出

翔貴は、昨年急逝した母親を偲ぶリリックをイントロにミックスした曲で入場。このトーナメント唯一の地元選手だけに歓声や花束贈呈など賑やか。対する沖縄からやってきた佐藤は、国内外のビッグマッチの経験が豊富だからか風格が漂う。

4 (2)1ラウンド、軽快にハイキックや左ボディーブローなど多彩な技を繰り出す翔貴はスピードもあり次々と攻撃をヒット。これに効いたそぶりもない佐藤は、武骨に重そうな右ローキックを振るうが、翔貴はほぼ避けてみせる。調子に乗り回転バックヒジ打ちを繰り出す翔貴だが、佐藤は冷静に空転させそこに右フックを軽く合わせ余裕が見える。

4 (1)2ラウンド、初回は受け手にまわっていた佐藤が、3回戦故ポイントゲームの必要かグッと前に出て手数を増やし始める。翔貴も肘打ちを織り交ぜ攻勢を強めようとするが、そこに大砲のような佐藤の右ストレートが直撃され吹き飛んだ翔貴はダウン。何とか立ち上がり続行するも、火が付いたようにラッシュする佐藤の左右連打でダウンを追加され、カウントを数え始めるレフェリーはその甚大なダメージを見て早めに試合をストップした。

青コーナーを降りる翔貴は「マジか?」と現実がすぐに把握できない状況を口にした。

それなりの攻撃は被弾しながらタフネスで売る佐藤にとってはほぼノーダメージといっていい範疇で準決勝戦進出に成功した。

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第5試合 セントラルグループ presents 岡山ZAIMAX MUAYTHAI 65kg賞金トーナメント 1回戦(B1ブロック) 3分3回戦(延長1ラウンド) 
小川 翔(OISHI GYM/WBCムエタイ日本ライト級王者、HOOST CUP 日本スーパーライト級王者、蹴拳ムエタイスーパーライト級王者、元REBELS-MUAYTHAIライト級王者、K-1甲子園2012王者)
× ジン・シジュン(韓国/Psycho pitbulls/大韓キックボクシングCKSミドル級王者、ヨンナム地域KBC王者、TAS7チャンピオンシップ優勝)
判定(29-28、28-29、30-29) ※小川が準決勝戦進出

気合いの入った表情のジンと涼しげながら強い集中力を感じさせる小川の入場は好勝負を予感させる。

5 (1)1ラウンド。左ミドルキックの打ち合いから始まった攻防は「プレッシャーをかけて前進しながら右フックの強打を狙うジン」と「ディフェンス優先を前面に左右ローキックを散りばめながら多彩な技で探りを入れる小川」の構図。大胆に踏み込んで強振するジンに最短距離で素早く当てる右ハイキックをあわせる小川。圧倒的なテクニックと多彩な技を披露する小川がやや優勢で初回が終了しようとする刹那、より大きく左にダッキングして放ったジンの右フックの大砲がヒットし、一発でポイントをイーブン以上にしたものの、これにケロリとした様子の小川のタフネスも確認できた。

5 (2)2ラウンド。パワーのギアを全開にした様子のジンの圧力がグッと強まる。しかし、ここで炸裂したのが昨今の格闘技界で流行りのカーフキック(ふくらはぎへのローキック)だった。ただでも強烈な小川のローキックの中に突如として組み込まれた右のそれは強烈で、一発目から体重をかけたジンの左足に異変を起こさせる。しかも右足内腿への左ローキックやオーソドックスな右のローキックも混ぜるのでカーフキックの効果もより増大している模様。これに顔色を変えたジンは、気が付くと前進が常時ではなくなり、小川が逆に前に出てプレッシャーをかける展開に。

5 (3)小川は試合直前のインタビュー取材で新必殺技の存在を明かしていたが、それが明らかにカーフキックであることが判明した。

インターバル中に発表された中間採点は、ジャッジ2名がイーブン、1名が小川支持。

最終回、3ラウンド。それでも一撃必倒の右フックがあるジンは、危険なそれをあらゆる方法で叩きつけ、小川は、多彩なローキックを中心に豊富な技のバリエーションも次々披露。合間に肘打ちを互いに繰り出しあうが、高い集中力の両者に大きな被弾はなく、休むことなく激しい攻防が続く。苦しさを隠せないジンは必死の形相。小川は恐ろしいまでに冷淡なポーカーフェイス。

試合終了のゴングが鳴り、激闘に小休止。小川がイニシアティブを取りながら、ジンのワイルドパワーも強烈で、試合の流れは完全に小川に傾きながら判定はドローからの延長もあるかもしれない雰囲気。

結果は、スプリットデシジョン(判定2-1)で小川。接戦を制した小川は、即座に準決勝戦の準備に頭を切り替えている様子。意気消沈のジンは、1名のジャッジの支持を得ながら完敗を認めるかのように静かにリングを降りた。複数の識者と関係者が「事実上の決勝戦」とキーポイントに挙げた一戦は、やはり見応え十分のハイレベルな好試合となった。

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