第3試合 セントラルグループ presents 岡山ZAIMAX MUAYTHAI 65kg賞金トーナメント 1回戦(A1ブロック) 3分3回戦(延長1ラウンド) 
× 水落 洋祐(エイワスポーツジム/元WPMF世界ライト級暫定王者、元REBELS65kg級王者、REBELS-MUAYTHAIスーパーライト級王者、元WPMF日本ライト級王者、元WBCムエタイ日本ライト級王者)
タップロン・ハーデスワークアウト(タイ/ハーデスワークアウトジム/SB世界スーパーライト級4位、元WMC世界フェザー級王者)
KO 1ラウンド 2分16秒 ※タップロンが準決勝戦進出

同じトランクスを履いたちびっ子と入場する微笑みのタップロンには百戦錬磨の余裕が漂う。方や大ベテランながら静かに熱い気魄と緊張感で空気をピリピリさせる水落。

3 (1)1ラウンド。右ローキックと右ストレートを強振する水落と同じく右ローとカウンター気味の右ストレートを柔らかくを放つタップロンが好対照。強いプレッシャーをかけて前に出る水落だが、タップロンはこれを受け流し右ストレートや右フックをカウンターでヒットさせる。3 (2)軽く返されたようでいながら眼をシバシバさせる水落。タップロンのパンチが硬いのか、前試合(9月29日)の強烈なKO負けから短期間の試合だけにダメージが抜け切らないのか不安がよぎる。その刹那、水落の出足に合わせた右ストレートでタップロンが見事なダウンを奪う。かなり効いた様子の水落は、身体を揺らせてしまっている。ここで一気呵成に左右の連打を叩き込み左フックで腰を落としながら右ストレートもフォローされた水落が2度目のダウン。カウントを数えるレフェリーは、早めにそれを切り上げ、タップロンが1ラウンドKOの快勝。過酷な肘打ちありのワンデイトーナメント初戦をほぼノーダメージでクリアーし準決勝戦に駒を進めた。

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